フランス映画の祭典「フランス映画祭2025横浜（Festival du film francais au Japon 2025）」が3月20日～23日の4日間、「Bonjour YOKOHAMA」を合言葉に横浜みなとみらい21地区などで開催される。

フランス大使公邸でのフォトコール

　開催に先立ち、2月6日、フランス大使館公邸で概要発表会見が行われ、山中竹春横浜市長、日産自動車専務執行役員チーフサステナビリティオフィサーの田川丈二さん、フィリップ・セトン駐日フランス大使、主催するユニフランス代表のダニエラ・エルストナーさんが登壇。今年の公式アンバサダーに就任した俳優の二階堂ふみさんも会場に駆けつけた。

　当日は、今年の映画祭のテーマ「Avec～新しい感性との出会い」と、会期中に上映する最新のフランス映画のラインアップを発表。オープニング作品は、カンヌ国際映画祭で高い評価を得て、フランス国内で940万人が鑑賞したヒット作「The Count of Monte－Cristo」。このほか、アカデミー賞最多となる12部門13ノミネートを果たしたジャック・オーディアール監督作品の「エミリア・ペレス」、2024年サン・セバスティアン国際映画祭脚本賞受賞したフランソワ・オゾン監督の「WHEN FALL IS COMING」など10作品を上映する。

　公式アンバサダーに就任した二階堂さんは「母の影響で映画が好きになり、小さい頃からフランス映画を見て、シネマへの憧れを抱いていた。今回このような機会を頂けてとてもうれしい」とあいさつ。「Avec～新しい感性との出会い」のテーマについて二階堂さんは、パリを訪れた際に「共通の好きなもの話になると、一気に距離が近くなることを実感して、人と人は好きなものが共通していると、言語や文化、国境を超えることができるのだと思った」と、パリでの思い出も楽しげに明かした。

　山中市長は「横浜フランス映画祭は、フランスからいらっしゃる多くの監督や俳優の皆さまと、観客の皆さまとの距離が近いのが特徴。春の訪れを感じていただきながら、横浜のまちで映画祭を楽しんでいただければ」とあいさつ。

　セトン大使は「フランス映画祭は今年で32回目を迎える。より多くの方にフランス映画の魅力を伝えたい。一人でも多くの方にフランス映画の多様性やバイタリティーを知っていただければ」と呼びかけた。

　オープニングセレモニーは3月20日、横浜市役所1階アトリウムで開催。期間中の上映会場は「横浜ブルク13」。チケットは2月6日、チケットぴあで抽選予約受け付け開始。上映作品の「エミリア・ペレス」は2月13日11時より、抽選予約受け付けを始める。